アートスクール 7月は「コラージュ」

7月のアートスクールは「コラージュ」がテーマでした。

”夏休み!旅行の時期ですね。「旅行」をテーマに、切り抜き、写真、色紙、その他素材など、様々なイメージを組み合わせて画面を構成してみましょう。”

ということで、大絵先生が用意してくださった雑誌や広告などから、切り抜いたり、予め持ち込みされた素材を合わせてコラージュに挑戦です。

みなさん、なかなかいい感じですね。

完成作品を一挙に公開

Sちゃん

理想の部屋「Ideal my room」がテーマだそうです。気に入った北欧の子供部屋から切り抜き、ソファーやハンモック、おしゃれな別途や勉強机のあるお部屋で、素敵ですね。そして、定番アイテムのスヌーピーも!

Oさん

パリがテーマ。パリの地図をバックに、エッフェル塔や凱旋門などのシンボル的建築物から、アートやケーキ、ブランド名の切り抜きなども織り交ぜ、おしゃれなパリの雰囲気がとてもよく出ていますね。「美しい」という日本語がまた効いてます。

Mさん

上半分が海外、下半分が日本というレイアウトで、夢のような地球一周旅行を思わせます。SLで旅の移動を表現しているところが味があっていいですね。

Aさん

Yくん(キャプションはAさん)

Yくん

Yくんは、コラージュの初めは、まず好きなポケモンを沢山描いていましたが、コラージュにも目覚めたようで、出来上がったコラージュがなんとも渋い。化粧品?!に紅葉と船。背景の塗りもこだわりがうかがえて、楽しいコラージュが出来ました。

 

 

次回8月のアートスクールは、8月20日(日)14:00からの予定です。
8月の土曜日は、展示中のワークショップがあるため、日曜日の開催を予定しています。

テーマは「夏休みの課題」

夏休みも中盤。小・中学生のお子さんは、一緒に宿題をやりましょう!大人の方は、夏をテーマにした組みモチーフを用意します。

以下、当日の持ち物です。

・F4スケッチブック
・鉛筆+練り消し+カッター
・色鉛筆orパステルor水彩絵の具

キッサでのアートスクールに興味ある方は、ぜひご連絡ください。

アートスクール 6月「石膏+組みモチーフデッサン」、7月は22日「コラージュ」です

6月のアートスクールは、「石膏+組みモチーフデッサン」でした。

造形作家志村リョウさんの個展「kabaii!!展」開催中で、キッサの屋上でアートスクールを行いました。

屋上に展示期間中に設置していた、コウモリやカバの造形も一緒にデッサンに組み合わせたりしていただき、前回のオーソドックスな石膏デッサンとは違って、遊びも入れていただきました。

 

Sちゃんの作品

デッサンのモチーフとは関係なく、屋上から見える景色を描いていただきました。今回はスヌーピーが入っていない・・・、と思いきや、左したの学校はスヌーピーの学校の建物です。

Mくんの作品。

吊るされていなかった、カバも絵に加えていただきました。シュールな感じでいいですね!

Mさんの作品。

石膏とぶら下がりコウモリの目に注目!お互い意識しあっています。ユーモアと緊張感のある絵ですね。

 

7月のアートスクールは、7月22日(土)14:00からの予定です。

テーマは「コラージュ」

夏休み!旅行の時期ですね。「旅行」をテーマに、切り抜き、写真、色紙、その他素材など、様々なイメージを組み合わせて画面を構成してみましょう。

以下、当日の持ち物です。

・F4スケッチブック
・鉛筆+練り消し+カッター
・色鉛筆orパステルor水彩絵の具
・雑誌や広告などの切り抜き
・作品にしてみたい写真

キッサでのアートスクールに興味ある方は、ぜひご連絡ください。

アートスクール 3月「花を描く」、4月「ファッションデザイン」、5月「遠足」

すっかり、アートスクールのブログ更新が滞ってしまいました。

3月はいただきものユリの花と、大絵先生が用意くださった花をアレンジして描きました。

花を描くには、色々な要素があって、色をうまく出したり、立体感を出したりと、大変なところがいろいろあります。

以下、大絵先生からの講評です。

Sちゃん

今回はモチーフのお花と大好きなスヌーピーを組み合わせました。
スヌーピーが茎の間に乗っていたりと、ちゃんとモチーフと絡み合っているのが面白いですね。
鉛筆の下描きの上に、パステル、絵の具でベースを描いてから、ポップな仕上がりにするためにペンで輪郭をはっきりさせました。
鉛筆で描いているときからカーネーションの花びらや、百合の曲線はとても微細に観察できていましたが
上から塗り重ねて行くと少し鉛筆の線が消えてしまいもったいなかったですね。
今回はペンで補強していますが、4Bなどの濃いめの鉛筆で描いてもいいかもしれませんね。
いつもながらエンターテイメント性のある、かわいい仕上がりとなっています。

Iさん

初参加のIさんでしたが、とてもこなれていました。
水や、プラスチックの鉢の透明感、花の華奢な美しさが上手に描かれています。
鉢のパースもうまく合わせることができました。
鉛筆と透明水彩のバランスもこれくらいで良いと思います。
途中で私が手を入れさせていただいて、水面の黒や茎に強い色を入れました。
このように、少し「壊れるかな?」くらいの行為を絵の途中の段階で入れると
周りの淡さが引き立つのと同時に、他のところも負けずに強くしようといくので
思い切って入れてみてもよいと思います。
全体的にもまとまりがあって、とても良い一枚になったと思います。

Tさん

大胆な構図で、あふれんばかりの花の可憐さが表現されています。
百合の柔らかいけど力強い曲線が描けていると思います。
描くスピードも早かったですね。とても鋭い観察力をお持ちだと思います。
屋外で描いたわけではないですが、背景の白に、光を浴びて溶けていく感じがしてとても綺麗です。
鉢の奥の強い色を入れましたが、このように奥も同時に描いていくようにすると
手前や、主役が引き立ってくると思います。

Mさん

Mさんは安定したタッチで描かれています。いつもそうですが、優しさを感じさせる絵です。
少し構図的には小さかったかな?とも思いましたが、仕上がりは、それも含め意外とオシャレな感じに仕上がっています。
紫と青紫の混ぜ方も綺麗ですし、ユリを白く塗っているところも、滑らかさが伝わってきてとても良いです。
鉢植えのパースは苦戦されていましたが、結果的には不自然には見えません。すこし地面の部分が不安定かもしれませんが。
Mさんのパステルの絵は癒し系ですので、ぜひ、おうちに飾ることを目標に描かれてみてはいかがでしょうか。

Oさん

Oさんは茎のアップという意外性のある構図で描いてくれました。
鉛筆の使い方が上達して きましたね。花の丸みが出ています。
茎を少し力強く描いたことで、画面が強くなり、植物の生命力も感じさせます。
葉っぱが手前に向かっているようすも上手に描けています。
今後はH系の鉛筆も使って、形を描き固めていくと、より描写力が引き立っていくと思います。

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4月のアートスクールは「ファッションデザイン」でした。

好きなファッションデザイン画を描くという課題でしたが、色についての知識も少し教わりました。色相・彩度・明度という色の3要素の事について学びました。

今まであまりキッサのアートスクールではやってこなかったことですが、アカデミックな授業も楽しいですね。

ファッションデザインは、人物のテンプレートを用意いただき、理想の人物スタイルで服を自由にデザインしていきます。

ネットで好みのファッションを検索したり・・

完成後、講評会を行いました。

4月から、大絵先生が就職され、多忙になった関係上、講評は先生からテキストで書いていただくのではなく、口頭での講評会をアートスクールの最後の時間を使って行うことにしました。

なので、講評については断片的になっていたり、書き写せなかった部分もあるので、ご了承ください。かっこ()で書いているものは、先生の講評ではなく、個人的な感想です。

Aくん

キリンと火事と地球と雷を描いたそうです。キリンは少し燃えていると、本人からコメントをいただきました。

今回も大好きなキリンを描いていただきました。しましまのキリンがおしゃれです。色々とストーリーがある絵ですが、絵の全体のバランスがとても良いと思います。

Aくんお母さん

楽し気で爽やかな雰囲気が良く出ていますね。スカートの先がめくれている感じも爽やかさが伝わってきます。脚の色のグラデーションがとても綺麗に描けています。体の中心の線が少しずれているので、そこは気を付けた方がいいかもしれません。

Sちゃん、春ファッション

パステルカラーでスカートのすそが透明になっていて、ヒールも透明になっていて、とてもおしゃれです。透明感のあるおしゃれな絵です。

Sちゃん、夏ファッション

ミニスカートで、ポイントの柄が素敵です。ヒールと色が合わせてあるところがいいですね。

Sちゃん、秋ファッション

(講評後の最後の時間を使って、秋ファッションも描いていただきました。黄色い長袖のワンピース。とても素敵ですね。)

Mくん

(講評の時はまだ描き終えていなくて、講評後に完成させていただきました)

Mさん

3色でまとめた、カラフルなファッションですが、彩度が高いので、ちょっとマジシャンのようなファッションですね。パステルの雰囲気がとてもよいです。

Oさん

フランスのパリコレをイメージして、ラグジュアリー感のあるファッションを描いていただきました。チラ見せの靴下が流行りを取り入れているのがいいですね。しっかりした線がいいと思います。あと、手と足が少し小さかったですね。

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5月のアートスクールは「遠足」でした。

とても、暑い猛暑日になりました。遠足は、キッサから歩いて15分ほどの横網町公園へ遠足へ行き写生を行いました。みなさん、暑さでへとへとの様子で帰ってこられました。

講評会に参加できなかったので、完成作品だけで失礼します。

Sちゃん

Oさん

Mさん

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次回のアートスクールは、今週の土曜日6月17日(土)14:00~の予定です。

テーマは「石膏+組みモチーフデッサン」。昨年も石膏デッサンをやりましたが、その第2弾です。今回は石膏と組みモチーフを設置します。

ギャラリー内が展示中で狭いため、キッサの屋上で行う予定です。今の所、予報は晴れなので、良かったです(雨天は中止)。

皆さんのご参加をお待ちしています!

2月のアートスクール「 パッケージデザイン」3月のアートスクールは3月18日です。

2月のアートスクールのテーマは「パッケージデザイン」です。

課題は、バレンタインデーも近いこともあり、特にお菓子に注目。”創作のお菓子のパッケージを作ってみましょう。”ということで、参加者の皆さんに、創作のお菓子のパッケージデザインを考えてもらいました。

いつも、迷いがなくサクサクと描き進めるSちゃん。

大絵先生が、参考にと、プリントアウトしていただいた、商品パッケージを元に、アレンジもOKです。

「あっとっと」?

ペンギン好きのOkさんは、ペンギンのお菓子。素敵なパッケージの高級お菓子でしょうか?

今回は、いつものモチーフを描いたりや写生したりとは違う、ちょっと頭の体操的な要素もありまるので、2時間で描き終えるのはなかなか難易度が高いかもです。

2月のアートスクール作品への大絵先生からの講評です。

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Yくん
Yくんとお母さんの合作です。「おっとっと」と「ポテトチップス」のパッケージを参考に描きました。
Yくん、すごく楽しそうに、しかも集中してすごいスピードで仕上げてしまいました。
だんだん手が安定してきて、具象的なものがどんどん描けるようになってきましたね。
お母さんがタイトルをしっかり描いてくれて、絵が引き締まりました!
思わず笑顔になってしまう作品です 。

Onさん
「おっとっと」のパロディで「あっとっと」となっています。
海ではなく、山の生き物がモチーフになっています。面白いですね。
グラデーションが綺麗にいきましたね。動物の形も、一部先生が提案したものですが、それをうまく消化されて上手に描けています!
おなかを空かしてそうなクマが可愛らしく、興味を引くパッケージとなっております。

Mさん
ポテトチップスの味を、Mさんの故郷であられる岩手の宮古のいか味で描いてみました。
おっとっとのイメージも参考にしつつ海を背景に描きました。ふるさとへの愛を感じます!
パステルのゆるゆるしたタッチもMさんの持ち味でありますが、今度はペンなどのはっきり描ける素材にもチャレンジしているとよいですね。
制作のスピードを上げるためには、あまり細部で迷いすぎず、後で直せるものなので失敗を気にせずどんどん描いていくことですね!

Okさん
水族館のお土産屋さんに売っている缶のお菓子をテーマに描かれました。
ペンギンのチョコクッキーです。本当に売ってそうですね!
本物のペンギンを参考にしながら、とても丁寧に形を取っています。
ペン入れの仕方も重くなりすぎず、適度に線を離したりして軽さがでています。
色使いも優しくて、クッキーの甘さ・美味しさが伝わってきますね。完成度の高い作品です。
これがお店に並んでたらつい買ってしまいそうです^^

Sちゃん
Sちゃんは、がちゃがちゃで出てくる「くじ・ガム」を考えてくれました。
まるいものは全部ハズレで、ピアノやスヌーピーなど、形のあるものがアタリということです。
発想がとても面白いですね。
Sちゃんのいつもの遊びごころと、なんでも楽しく変えてしまうような世界観が見えてきますね。
色ぬりの際も、パステルの番号を下書きで記載してから、ぬり始めるなど、
計画性がありました。どんどん成長していますね!

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次回のアートスクールは、3月18日 14:00からです。(日程変更がありました)
 
テーマは花を描く
 
「花が綺麗な時期です.教室内に花のモチーフをセッティングしますので、色をつけて描いてみましょう。」
 
 
 

1月のアートスクール「冬のイラストを描いてみよう」2月のアートスクールは2月11日です。

2017年ははじめのアートスクールは、1/21日(土)に開催。

テーマは「冬のイラストを描いてみよう」でした。

”冬をモチーフにして、自分の選んだイメージ画像を参考にして、素敵なイラストに仕上げてみましょう。”

先生に用意いただいたモチーフはこんな感じ。この中から選んだり、組み合わせたりしてアレンジして、冬のイラストを描いてみましょう。というのが、今回の課題です。

もちろん、全然関係ないものに取り組んでいただいてもOK!

雪だるまだったり

手袋だったり

冬景色だったりと

スヌーピーが大好きなSちゃんには、特別にスヌーピーのモチーフを用意して来てくださいました。

細々と続けていたギャラリーのアートスクールですが、4年目にして、ようやくレベル・年齢様々の沢山の生徒さんに恵まれ楽しくなってきました。

1月のアートスクール作品への大絵先生からの講評です。

「今回は冬をテーマにした図版資料をもとにイラストを描くという課題でした。」

ONさん

暖炉と雪だるまを選んで、鉛筆のみでえがきました。
暖炉の描写にとてもこだわっておられて、リアルに描けましたね。
線と色の調子がこれから繋がっていくと、よりリアルになっていくと思います。
もともと形を取れる方なので、これからの伸びに期待です!
 
Mさん
みかんと手袋をパステルで描きました。
 色合いがとても軽やかで、優しくポップな仕上がりとなりました。
パステルはだいぶ使い込んでこられていますが、指やティッシュを使った混色など、これからもっとたくさん使っていくと、より豊かな絵になっていくと思います。
手袋は、実際のご自身の手袋の柄を描かれて、思い入れを感じます^^
 
 
Sちゃん
ペンと絵の具を使って、スヌーピーの仲間たちを描きました。
ペンで輪郭を描いたことで、とてもはっきりした絵になりました。
軽くて優しい色合いで、冬らしさが出ています。
構図はいつも感覚的にパッと良いものが思いつくようで、お手の物ですね!
左の茶色い山は、山村の家をイメージしています。
 
OKさん
透明水彩で、雪の風景を描きました。
水彩の良さを生かして
空のグラデーションで、空間が上手に表現されています。
寒色系の色味ですが、オレンジを混ぜることで鮮やかに見えます。
空の色や、雪の色は彩度(鮮やかさ)を抑えて安っぽくならず、リアルに見えます。
影の色を描いていることで、雪に落ちる影を描いていることで、遠くまで広がる奥行きが出ています。
 
Yくん
雪の図版からイメージして、カラーペンで雪の木や雪だるまを描きました。
いつも思いますが、タッチに迷いがないですね!
色使いが面白いです。雪の木が、雪像に見えるのは私だけでしょうか??
まだ手が安定しない感じですが、これからじっくり時間をかけて絵を描いていったりしたとき
どうなっていくかが気になります。
Aくんお母さん
水彩色鉛筆で手袋と風景を描きました。
ダブルイメージ的な構成が面白いですね。色合いはきっと図版からの影響で選ばれていると思うのですが、最終的にとてもうまい具合に噛み合ってます。色塗りが丁寧ですね。
 あまり細かくは描いていないのに、すごく広い空間を感じます。
寒くても暖かい気持ちになる一枚ですね^^
 
Aくん
水彩絵の具で、キリンさんや竜を描きました。
Aくんが辰年であることにちなんでいるそうです。
キリンさんの構図が面白く感じます。人物などの背中を空ける構図は「過去」を表現すると一般的にいわれていますが、本人は意図していないと思いますが、なんとなくキリンさんの過去を感じます。
カラフルな積み木を重ねたようなイラストに仕上がっていて、Aくんのやんちゃな明るさが感じられますね!
 
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さて、次回のアートスクールは、2月11日 14:00からです(明日です・・汗)
 
テーマはパッケージデザイン
 
内容としては ”創作のお菓子のパッケージを作ってみましょう。” ということです。
 
バレンタインデーも近いということもあって、パッケージデザインです。
 
どんな、デザインが出てくるか楽しみです。
 
 
ちなみに、2月12日(日)は13:00から、馬塲稔郎さんの木彫体験教室を控えています。

木彫体験。飛ぶペンギンを彫ろう!

まだ、2回コースですが、2回は無理(!)という方のために、1回だけのオプションもあります。残席ありますので、ぜひ興味ある方はふるってお申込みください。

12月のアートスクール。1月のアートスクールは1月21日(土)です。

12月のアートスクールの様子です。テーマは「冬のモチーフを描く」でした。

キッサで使っている石油ストーブや、屋上の枯れかけた紅葉などを用意して、描いてもらいました。

Mさんはストーブ。最近毎回ご参加いただいているだけあって、形や色使いが素敵です。

今回初参加で挑戦いただいた、Oさん。形をとるのに苦労されていました。

今回もユッキー店長、描いてます。

12月の師走ということもあり、参加人数が少なめでしたが、素敵な絵が出来上がりました。

以下、大絵先生からの講評です。

Mさん

冬のモチーフということで、暖かそうなストーブを描かれました。
だんだん描くスピードも上がってこられましたね。
パステルの色の使い分けによって、やかんの立体感も出てきて、とても良いです。

円柱型なので、円のパース(透視図法)を間違えがちですが、わりときれいにスッと立ち上がっているようすが描けています。ただ、地面に付いている部分の四角のパースはすこしずれていますので、これからパースが取れるようになっていくと、とても良くなると思います。
周りに付いている縦の銀色の枠も、空間がでてきていて上手ですね。

 

Oさん

初参加で、普段絵を描かれることのない初心者、ということでしたが、まったくそう思えないほど、きれいに描けました。
四角柱のパースも少しご説明したら理解されて、とてもスムーズに描くことができたと思います。パースはもう一息でぴったり合うかな、というところですが、そこまで不自然ではありません。
鉛筆の使い方が繊細で、部分の描きかたが丁寧でした。全体としてパステルトーンの綺麗な絵となりました。
これからの絵がとても楽しみですね!

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講師の大絵先生、昨年12月末に無事、東京藝大の博士課程を修了されたそうです。12月の藝大美術館での博士展にも行ってきましたが、とても良い展示でした。

博士展でも展示発表していた自主制作の長編映画 「時間美術館」がとても良かったです。

昨年の映画完成時にも上映会を何度か開かれたようですが、キッサの上映会もお願いして、2月4日(土)に上映会を行うことにしました。上映後にトークイベントも予定しています。詳細はWebに決まり次第アップします。ぜひ観に来てください!

大絵さん講師によるキッサでの月1アートスクールは当面続けていただける予定です。

アートスクールの参加者も増えてきて楽しくなってきました。

1月のアートスクールは来週1月21日(土)14:00からの予定です。沢山のご参加をお待ちしています!

1月のアートスクール 講師 大絵晃世さん

11月のアートスクール(11月12日)。石膏胸像(ゲタ胸像)デッサンでした。

11月のアートスクールは、石膏胸像(ゲタ胸像)のデッサンでした。

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参加者全員初のデッサン、子どもから大人まで年齢もまちまちでデッサンに取り組みました。

講師はいつもの大絵先生で、描き初めにデッサンの基礎の基礎をレクチャーしていただき、どのように描いていけばいいかを教わりつつ、2時間デッサンに取り組みました。

美大の予備校生は、6時間以上デッサンに費やすらしいですが、2時間でも、集中して描くのは難しいですね。途中で集中力が切れていい加減になってきます。

今回は、完成後、皆さんの作品を並べて大絵先生に講評をいただきました。

以下は、講評後に改めて文章にまとめていただいたものです。

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Tさん
アートスクール主催のTさんが挑戦です。なかなかしっかり描けていらっしゃいますね!
二列目での制作で、少し難しいかなと思いましたが、少し高い位置から見る顔の向きがよくでていると思いました。奥に入っていく胸板がよくでています。今回初めての石膏デッサンということでしたが、デッサンの勘がおあり!

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Sちゃん
小学二年生のSちゃんも挑戦です。いつもの線的な表現を生かしてリズムよく描けましたね。壁に落ちる影も上手に写し取っています。パンチパーマ(?)の省略の描き方がかわいらしかったりと、和ませてくれる一枚です。Tさんも飾れそう!とおっしゃっていました。スヌーピーの絵を描いたときのような、少しとぼけた明 るい世界観が石膏デッサンでも出てくるのは面白いことですね。

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Oさん
二回目のご参加のOさん。絵としての出来栄えに安定感があります。少しなで肩になってしまったりと、形は少し違うところもありますが、雰囲気や特徴をよく捉えられていると思います。首の下の反射光を入れることで、胸から上の空間がきれいに表現できました。布のところは石膏らしく描けましたね。そして少しハンサム!髪が柔らかそうです。

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Aくんお母さん
水山さん
お顔は好みで変形させたとのこと、なかなか自由でいいですね!布の曲面を追うことで、布らしさが出ています。先生の指導が入る前から、顔を前面と側面で意識して描かれていたりと、量感がもともと出つつありました。ここから、首の下の空間などが出てくるとより良くなっていくと思います。普段描かれないのにこの出来で、力があられるな、と思いました。

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Aくん
お母さんの横でお絵描きをしていたAくん。またまたクレー!?を思わせる絵ができました。これは近くの公園だということです。湖、空、人などが描かれています。Aくんのなかでは、表現 しきった感があるのでしょうから、面白いことですよね。ぜひ、お家で描かれた絵も見せてくださいね。

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Mさん
今回も地道に描かれていたMさん。最終的には薄い印象の絵となりましたが、首のまっすぐな感じ(ストレートネック?)など、ゲタっぽさが出ています。そーっと優しく描かれていることで、優しさは出ているのですが、もっとガンガン色を置いていけると良いですね。木炭なども合うかもしれません!

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Mくん
久しぶりのご参加のMくん。中学三年生です。遠くからみると、全体感がとても良い!手前の肩と、奥の顔の距離感がよく出ています。空間、光を感じさせ、大きく描いていこうとする姿勢がよいですね。
細かいところはもう一歩、これから描けるようになっていけたら良いですが、時間させあればできそうです。

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個人的には、小学二年生のSちゃんのデッサンが、かっこよすぎです。このまま額に入れて飾っていただきたいですね。

初めてのデッサンでしたが、顔のパーツの位置とか、遠近感を出したり、観察することと、描くことの難しさを感じた一日でした。また、機会をみてやりたいですね。

次回のアートスクールは、12月10日(土)14:00~と決定しました。まだ、課題は決まっていませんが、決まり次第お知らせします。ご興味ある方ぜひ、お気軽にご参加ください。

10月のアートスクール。11月のアートスクールは本日開催、石膏胸像のデッサンです。

11月に入って少し穏やかな日が続きましたが、昨日はものすごく寒く真冬でしたね。

10月のアートスクールが過ぎて、11月のアートスクールは本日、石膏胸像デッサンの予定です。

先月は、天気も良かったのでギャラリー近くの第六天榊神社へ写生へ行きました。10月なのに、蚊が沢山いて、皆さん大変な思いをされたみたいですが・・・。

今回は完成作品と大絵先生の講評のみアップさせていただきます。

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Oさん
初参加のOさん。普段は絵を描かれないということでしたが、絵馬と周りの自然を描いた完成度の高い作品ができました。水彩の透明感が出ていて、とても良いですね。爽やかな神社の雰囲気がでています。絵馬の周り(手前のモチーフに対する奥)を描くことで奥行きが出ました。
普段リボン刺繍をされているとのことですが、繊細さが生かされていますね!また、手際が良いなと感じさせられました。描くのが早い方だと思いますよ。そんな方は上達も早いものです。これからの作品を楽しみにしています。

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Aくん
秘密基地などを描いたという初参加Aくん。なかなか集中して取り組んでいました。抽象画のセンスがおありですね!パウル・クレーや野見山暁治を思い出します。色の細かい塗り分けや、実感のある色鉛筆の線から、Aくんにとってとてもリアルな何かを感じながら描いたのだな、と感じます。線のリズムも良いです。また、色の選択にも人の興味を惹かせるものがあると思います。
これから、学校などで、いろいろと具体的な絵を描かなければいけなくなるとは思いますが、このような自由な世界を大切にしてほしいな、と思いました。

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Sちゃん
常連さんのSちゃんは、神社を正面でシンメトリーに描きました。よく、宗教画はシンメトリーの構図で描かれたりするのですが、Sちゃんはきっと意識せずにシンメトリーに描いたのでしょうね。確かに、神社にお参りに行くとこのように見えますよね。モチーフに対する素直さを感じます。
見えたものを絵のなかで上手く構成して、いつも通りリズム良く描かれています。数を数えたりして描くのは大変だったと思いますがよく粘りましたね!右下と左下の暗がりをしっかり塗ったことで、完成度が上がりました。絵の角をしっかり塗ったり、意識したりするのは、実はとっても大事なんですよね。
あと、定規を使っちゃいけない、という方もいらっしゃいますが、(どのような絵かにもよりますけど)大絵先生は特にだめだと思っていません。世の中にはマスキングテープを使って描く絵もあるんですからね!Sちゃんはいろいろと道具や素材を上手く使っていけるから大丈夫だと思いますよ。どんどんなんでもチャレンジしてくださいね。

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Yくん
Yくんは神社のロケーションのなかでサメを描きました。発想が面白いですね!女の子だから赤いサメだということでした。サメのなかも水色が塗ってあって、赤と混ざっていて綺麗です。見え隠れする緑も、何を描いているんだろう?と不思議になりますが、効いています。背景とモチーフを分けないで、感覚的に色を入れていく姿勢はとても良いと思います。大人になると、これは難しいんですよ。サメがしましまになっていますが、こういう模様のサメなのかな・・・?結果的にとてもおしゃれな仕上がりになっています。

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Mさん
2度目のご参加のMさん。神社にあった井戸を描きました。少しパステルがこなれてきましたね!空間が見えてまとまった印象があります。色味を使われるのが苦手とのことでしたが、少し別の色を混ぜ合わせながら本物に近づけていくことで、味わいが出ています。油絵的な手法ですね。ご自宅で練習されてきたということですが、その成果が出ていると思いますよ。
描かれるときにお時間がかかっているようでしたが、世の中には様々な色使いの絵がありますので、少し違う色だとしても臆することなく、失敗してもよいのでどんどん描いていかれると良いと思います。

ところでこの井戸は本当に使えて、水彩の水を汲みました。

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アートスクールも一気に生徒さんが増えて、楽しくなってきました。

今日は、画家木村さんから寄贈していただいた、石膏胸像を描いてみる予定となっています!

9月のアートスクール 次回は10月15日土曜日です。

ギャラリーで毎月1回行っているアートスクールですが、9月のテーマは「秋の味覚を描こう」でした。

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秋は、美味しい食べ物が沢山ありますね。今回の講師も大絵 晃世先生(藝大院生)です。大絵さんが、ブドウ、モモ、りんご、柿、カボチャなどの素材を用意していただきました。

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ブドウのつぶつぶを描く、Y店長。

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Sちゃんは、下描きを早々と終え、塗りに入っています。

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Aさん

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今回、初参加のMさん

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Y店長は小さな果物を沢山描いて終了~。黄色いイガイガは、写真から描いた栗です。

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Sちゃん、なかなか陰影がうまく描けていますね。

こちらが、完成作品。大絵先生からも講評をいただきました。

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Sちゃん

いつも独創的な描き方を見せてくれるSちゃんですが、モチーフを見て描くとこんな風になりました。絵の具をティッシュで抑える技法で立体感を表現できました。新しい技法の飲み込みが早いですね!

とってものびのびとしていて、楽しく描いたんだろうな、と絵から伝わってきますよ。ひとつひとつの果物の個性が溢れていますね。

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Aさん

水彩の良さを生かして、立体的に描けました。

Aさんはいつも絵が明るく透明感のある雰囲気なりますね。

影の部分も彩度(色の鮮やかさ)が高くなってしまう傾向がありましたが、補色などを混ぜることによって、トーンを自然に落とせています。

台面の影が効いており、空間が見えているのがとても良いと思います。

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Mさん

初参加のMさんはパステルで描きました。パステルの色を混ぜながら丁寧に描けましたね。初心者とは思えない出来栄えです。

画面にモチーフを入れるのが、小さくなる傾向がありますが、小さい方が難しかったりもしますので、初めの方は少し大きいかな?というくらい大きめに構図を取りましょう。

パステルの柔らかさが生きた、とても良い仕上がりとなりましたね。

みなさん、それぞれ素敵な絵に仕上がりました。
今月のキッサでのアートスクールは10月15日(土)14:00からです。今月も講師は大絵 晃世さん。晴れの場合は遠足を予定しています。
新たに生徒さんも募集中ですので、ご参加に興味ある方はご連絡ください。
キッサのアートスクール詳細: https://gallerykissa.jp/artschool

アートスクール 7月と8月、次回は9月17日土曜日です。

少し時間が経ってしまいましたが、7月と8月のアートスクールの様子です。

7月はギャラリーの屋上で行いました。テーマは「都市を描く」です。

写真などを参考にして挑戦してもらいました。

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仕上がり~。大絵先生からの講評をいただきました。

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Sちゃん

パリの街を描いた絵です。なかなかオシャレな風合いで描けていますね。センスを感じます。また、様々な図版があったなか、エッフェル塔がどーんと見えてくるものを選び、もともと図版では画面の少し横にあったエッフェル塔をあえて中心にずらして描きました。Sちゃんの絵に対する「意図」が明確な点がとても良いと思います。また、パステルと絵の具という違う画材の性質を上手く利用して絵の中にリズムが生まれています。

本当は遠足にいって描く予定でしたが、激しい暑さのため中止となり、屋上で描きました。今度また遠足に行きましょう!

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Mくん

Mくんも屋上からの風景を描くか・・・と思いきや、隅田川のアサヒビルの写真に触発されて描きました。アサヒビルのなかの、特に黄金に輝く通称「○ン○ビル」は当初、その黄金の炎の部分が縦に立つ(これも正確にはわかりませんが)予定だったそうです。構造的に無理だったため、今の横倒しになったとか。Mくんはそんな事実に基づいた建築家の夢?を絵に描きました。膨らませ方がいつも独特だなあ・・・と思います。難しいモチーフだったと思いますが、いつも挑戦的なMくんの姿勢には学ばされます。なかなか鮮やかに空間を描けています。タッチが爽やか!

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Aさん

今回はマンハッタンの写真から描きました。パース(建物の向きなど)の部分で苦戦されていましたが、少しずつ角度を直し最終的には自然に見えてきました。とても色合いが素敵で綺麗に仕上がっています。なかなかこなれてきましたね!ざっくりしたタッチもカッコいいと思います。黄昏時?の窓の灯が効いていておしゃれです。ヨットを絵の中央に持ってきたのも成功しましたね。マンハッタンに行ってみたくなる一枚です!

 

続いて8月です。8月は毎年夏休みの課題に取り組んでいます。課題が特にない場合は、好きなものを自由に描くことにしました。

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特別参加のゆっきー店長。ダッシュで描き上げ、アートスクールが始まる時間には書き上げていました。

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さて、こちらが完成作品

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Sちゃん

今回は、前回から「描く!」と決意していたスヌーピーをモチーフとした絵を二枚描きました。このように、「描きたいもの」があることは、絵が上手くなる一番の近道です。素晴らしいですね。短い間に二枚仕上げたのもすごいです(最初は三枚描くと言っていましたが!)。とても上手に絵が構成されています。前回のパリの絵も同様に左右対称(シンメトリー)的な構図でしたが、今回の二枚も、中心に大きなものをもってくるところが似てますね。大胆です。色使いが優しくパステルトーンでありながら、強めの絵の具で引き締めるという点は前回さながら、上手ですね。

キャラクターを真似するのでは絵が上手くならないのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、影を付けて立体的に描くやり方というのは中学〜高校生くらいになって少し教えてもらえば自然にできるようになります。キャラクターの形をよく観察して描くことで「形をとる力」を培うことができます。ここで大事なのは「好きなもの」を描いて、モチベーションを持続させることですね。次回も頑張りましょう!

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Mくん

今回は学校の美術の課題「身の周りの美術」に取り組みました。いろいろ考えてから来てくれましたが、悩んだあげくにMくんが選んだのは「椅子」。

ネット検索のなかから、面白い形でかつ実用的なものを選んで描きました。かなり形が取れてきていますね!立体的に描くのが上手になってきました。下の絵は、書棚が一緒になった椅子。面白い形ですね。文章もネットから見た情報を編集して書けました。美術っぽくないと思われるかもしれませんが、編集力というのはとても大事です。自分の興味を選びとる作業ですからね。完成したら見せてね!

7月と8月のアートスクールでした~。

次回は9月17日土曜日にアートスクールを行う予定です。

9月のアートスクール 講師 大絵晃世さん