少し間が空いてしまいましたが、彫刻家はしもとみお さんの木彫りのワークショップ2日目は「トナカイを彫ろう」でした。
1日で、2回のワークショップ各回8名、合計16名のご参加となりました。1日で16頭ものトナカイが誕生したことになります。
サンタ猫同様、木彫りのスタートはこの状態からです。すべてクスノキですが、模様がついていたり、古かったり、新しかったりと、色々です。形もなんとなくトナカイの形をしていますが、これも手作業で切り出していますので、よく見ると全部違います。聞くところによると、実は、木彫りが始められるようにする、この状態を作るのにものすごく時間と手間がかかっているそうです。なんといっても、まず丸太からチェンソーで輪切りにし、板の厚みを一定にして、そこからジグソーで切り出します。木彫りがしやすいように、木目の方向も意識しながら切り出しているそうで、体力と時間と経験が必要なのだそうです。やはり、相手は生きた木ですから、大変ですね。いやいや、恐れ入ります。
そんな、裏情報も教えてもらいつつ、とにかく始まります。ワークショップの時間は2時間半ですが、長いようで短いので、早く来られた方から、トナカイ選びが始まり、木彫りの注意事項を教え、開始前から始めてもらいます。
この辺で、40分経過。いい感じに顔立ちが出てきましたが、まだまだです。でも、昨日のワークショップよりは、参加者の皆さんの進み具合は早いようです。
みおさんにトナカイの骨格を写真の上に描きこんでもらいました。動物園などで、トナカイを見ているときは、まったく気づかないですが、人間とはやはりだいぶ違いますね。彫刻を作るとき、骨格を意識しないと、なかなかうまい具合にバランスが取れません。
真剣に、黙々と作業は続きます。
トナカイの角は折れやすいので、最後に作ります。大まかにノコギリで形を作ります。これが難しい作業でもあります。昨日の第一日目に続き、助っ人講師の彫刻家 本多さんにお願いします。
トナカイが出来上がってきました。これは、かわいいです。
眼を入れると一段とかわいさが増します。
時間になると、今日も、はしもとみおさんによる講評会が始まります。彫刻は前、後ろ、横、上から、下からと、色々な角度で見てみると色々な発見があります。お尻からの眺めもいいですね。それにしても、今日は皆さん色塗りまでほとんどの方がされていて、素晴らしい進み具合。
この後、皆で撮影会が行われ、1回目、無事終了。
お疲れ様でした。
今日は、2回目も、同様に彫刻刀の扱いから、はじまります。
実は、2回目は自分も木彫りワークショップに初参加しています。
今回のワークショップは、1回目よりも、さらに黙々と木彫り作業が進みます。沈黙の時間も、しばしば・・・。みおさんも、「わからないことがあれば、質問してください~」と言いつつ、皆さんもくもくと作業をしているので、木彫り教室とは関係ない、大学の彫刻学科情報(彫刻コースの男の子は、学生の間は皆マッチョでモテるけど、卒業すると皆フラれた。なぜなら、皆まともな仕事に就かず、生活が不安定。だとか、彫刻科の学生で広末ファンがいて、好きすぎて広末の彫刻を!しかも、裸体で造ってしまって、、、それも、かなりリアルに!銀座で個展までして問題になったとか。まだまだ、面白話がたくさん。)なども、聞きつつ楽しく時間が進みます。
あっという間に時間がすぎ、講評会がまた始まります。ちなみに、写真に写っている、みおさんの作業着の裏に刺繍されているイラストは、みおさんのパパが描いたイラストです。このゆるさは、誰に真似できない。。。ちなみに、自分もみおさんパパのイラストのファンです。みおさんのホームページに、パパのイラストコーナーがあるので、ぜひ覗いてください。
ちなみに、下のトナカイは、はしもとみおさんが木彫りワークショップで教える傍ら、時間中に彫り上げたトナカイです。すごすぎます。
立ち姿が本当に美しいく、キュートです。
あ、そうです。はしもとみおさんが、昨日彫り上げた、サンタ猫さんは、こちら、
はしもとみおさん、そして、ゲスト講師の本多絵美子さん、お疲れ様でした!2日間本当に楽しいワークショップをありがとうございました。
次回は、来年2014年の5月頃を予定しています。その時は、はしもとみおさんの”犬・猫”を中心として、企画展示させていただく予定です。今から楽しみです。
では、みなさんよいお年を。
我が家のねこ「ニコちゃん」です。来月1月12日に発売される、雑誌「ねこ」2014年 2月号に、我が家のねこ3匹が登場します。ぜひ、見てみてください~。