2019年11月17日(日) は午前と午後2回ワークショップを行いました。午前は、花房さくらさん講師による「猫埴輪」、午後は馬塲稔郎さん講師による「オオハシを彫ろう!」です。
「猫埴輪」ワークショップ講師の花房さくらさん、ワークショップの第一ステップは、どんな型の埴輪にするかのイメージを固めます。自由度は無限!
こちらの材(楠)からスタートします。かなり大きめの木取りですので、削る量も大量。果たして3時間のワークショップでどこまで進められるか・・・、時間との勝負になりそうです。
この日のワークショップのアシスタントは午後の講師の馬塲稔郎さん。
去年に続き、キッサとはしもとみおさんの木彫り本のショップ、手習い帖ショップでも取り扱っている、彫刻刀メーカー道刃物工業のキカイさんも研ぎ機を持って来てくださいました。ワークショップ中に切れの悪くなった彫刻刀をその場で研いでいただけるという心強い味方です。
直接木に埴輪のイメージを描く前に、ワークシートにイメージ図を描いていただきます。木に描かれた図は彫るとすぐに消えてしまうためです。
彫刻刀を使う前に、とにかく不要な部分は鋸で削り落とします。
彫り進めて、なかなか進まないときは先生に手伝っていただきながら・・・、とにかく彫る。
こだわりのダリ髭
埴輪の目と口はドリルで穴をあける、というのがこの埴輪づくりワークショップのポイントです。彫りが終わらないうちでも、目と口を入れると、一気に埴輪っぽくなります。
招き猫埴輪!
なかなか彫りが時間が足りず大変だったかと思いますが、色塗りも出来る人には挑戦いただき記念撮影~。お疲れ様でした。今回は木材が大きくて大変だったかと思います。もし、彫りが満足いかない場合、お家でもぜひ引き続き進めていただき、理想の埴輪に仕上げていただければと思います!
午後は馬塲稔郎さん講師の 「オオハシを彫ろう!」です。 今回は、午前と午後両方のワークショップに参加されたつわものもいらっしゃいました。
まずはスタートの材(ヒノキ)に中心線を描くところからスタート。馬塲さんのワークショップはやさしいので、スタートの材がすでにオオハシ。「これに色を塗れば完成ですね」という声も聞こえましたが、そんな横着はいけません。手を抜かず頑張って彫りましょう。講師の馬塲さん曰く、「カラフルな色のオオハシの色塗りを楽しむのも今回のワークショップの目的」ということで、彫りが上手にできないという方にも楽しめるようになっているそうです。
初めに羽根の部分を彫り彫り
途中で彫刻刀の研ぎをしていただいている、キカイさん
彫りが終了。素晴らしいですね!
木彫り経験者もチラホラといらっしゃることもあり、完成度が高めです。
着彩もいい感じ
足の部分を彫るのはとても難しいのですが、完璧ですね
素晴らしい出来栄え!
完成です!見事な「オオハシ」の群れが完成しました。
お疲れ様でした。素晴らしいです。
以上で、11月16日(土)午後、11月17日(日)午前・午後とつづいたツチノコトラベルワークショップ計3つが無事終了。あとは、11月24日(土)午前にある本多絵美子さん講師による「ウォンバット」のワークショップを残すのみとなりました。
ツチノコトラベルの展示も引き続きよろしくお願いいたします。
「ツチノコトラベルで行く島巡り」はしもとみお・本多絵美子・馬塲稔郎・花房さくら
会期:2019年11月1日(金)~11月24日(日)
時間:12:00 – 19:30 水-土 (~17:00 日曜日) 休日、月・火曜日
場所:gallery kissa 111-0053 東京都台東区浅草橋3-25-7 NIビル4F
※4階ですがエレベーターはございません
03-5829-9268 https://gallerykissa.jp