はしもとみお おもいででいっぱいになったら原画展 2022/12/2 – 12/25

先月11月に KISSA BOOKS より刊行した、はしもとみおさんの絵本「おもいででいっぱいになったら」の原画展示を gallery kissa にて、2022/12/2日 – 12/25日の期間で開催させていただきます。

絵本に使われた原画全点と、使われなかった絵も少し展示しています。

絵本のサイズより、原画が大きいですし、これだけの点数を展示できる場所も限られているかと思いますので、ぜひこの機会にお越しください。

KISSA BOOKS は2022年より、出版社としてスタートしました。「KISSA」はフィンランド語で「ねこ」を意味し、版元としての1冊目の本は2012年にオープンした gallery kissa と初期の頃から関りのある彫刻家はしもとみおさんの絵本の新装復刊となります。復刊ですが、新たな判型で絵は描き直し、装丁も名久井直子さんによる美しい本に仕上がっています。

絵本紹介

「ある日、ぼくの家の木で、なにかがゆれていたんだ。
ぼくは、すぐにかみさまだとおもった。」

猫のトムくん目線で、かみさまとのかけがえのない日々を綴った絵本です。

本書は2008年にタリーズコーヒージャパンから出版された『神様のないた日』を描き下ろし、加筆修正したものです。この度、再出版するにあたり、木の上にいる かみさま(ミノムシ)と、猫のトムくんの関係をより表現しやすいよう、縦長の絵を使い、縦開きの絵本に変更しました。縦開きの絵本はブックデザイナーの名久井直子さんからの提案で、決まりましたが、絵が生き生きと感じられるかと思います。

展示会場では、はしもとみお 2023年 カレンダー を販売しています。絵本から 13枚をセレクトし、カレンダーにしました。1,500円(税込)。オンラインでの販売は KISSA BOOKS のサイトで行っています。

カレンダーの表紙の絵は、「おもいででいっぱいになったら」の絵本で使われなかったバージョンの絵を特別に使用しています。

今回の展示では、絵がより生き生きとみられるよう、特別に額のアクリル板を取り除いています、このような展示方法は、他の場所では出来ないことも多いかと思います。

著者プロフィール

はしもとみお 彫刻家

三重県の古い民家にアトリエを構え、動物たちのそのままの姿を木彫りにする。材料はクスノキ。この世界に生きている、または生きていた動物たちをモデルにし、その子にもう一度出逢えるような彫刻を目指している。
全国各地の美術館で個展を開催中。
主な著書に『はじめての木彫りどうぶつ手習い帖』(雷鳥社)、『はしもとみおの木彫り教室 暮らしによりそうどうぶつたち』(KADOKAWA)、『はしもとみお 猫を彫る』(辰巳出版)などがある。

15歳のときに阪神・淡路大震災にあい、夜明けと共に、実家の楠にぶら下がって揺れているミノムシを見て、神様だと思った。数年後、猫のトムくんを保護する。本書は、猫と神様の姿を自分の気持ちと重ね合わせ、その後の10年をつづった実話である。

https://miohashimoto.com/

はしもとみお おもいででいっぱいになったら原画展
gallery kissa
東京都台東区浅草橋3-25-7 4F
03-5829-9268
2022/12/2日 – 12/25日
営業 水-土12:00-19:30 日 12:00-17:00 定休 月・火