画家 ジェームス・ディーン James Dean
<生い立ち>
1957年アラバマ州生まれ。ジェームス・ディーンさんは画家を始める前、エンジニアとしてジョージアパワー社に勤務していました。出社前の早朝にスケッチを描いては「退職したらアートの道に進む」のが彼の夢でした。所が、近所の風景を描いていた所、思いのほか評判が良く、次第に絵を売ってくださいという人が現れ、いくつか売りはじめます。そして37歳の時に決意をし、エンジニアの職を退職してしまい、1997年より画家として独立しました。
描き始めた当初は古びたビル、さびれた景色やクラシックカーなどが好きでそれらを主に描いていましたが、あるときジェームスさんにとって、忘れてならない存在をモチーフにに加えることにしました…。それは猫! ジェームスさんは小さな黒猫を保護施設のシェルターから引き取っていて、「ピート(PETE)」と名付けていました。ピートは毎日のようにジェームスさんが絵を描いているときに膝の上に座り、彼の後をつけ、アトリエのまわりを散歩し、ジェームスさんの隙を見ては飲みかけのコーヒーをなめたりしていました。
ピートの最初の絵は1999年に登場します。ピートの色はカラフルな青色です。黒で描かなかった理由は黒猫が不吉という言い伝えのためですが、訪れた人々にピートの絵を見せたところ、たちまち人気者になり、それ以来ジェームスさんはピート PETE THE CAT を描き続けています。「ピートの絵を見るだけで毎日笑顔がこぼれる」と猫のピートは見る人々に笑顔を与えています。
黒猫のピートはたくさんの幸運を運んでくれたようです。