KURUMI CONLEY

ポー トランド在住のガラス作家、くるみ・Conleyさんによるフュージョンガラスの作品は、特殊な技法で作り出された織物のような美しさが魅力で す。観賞用としての作品だけでなく、小皿や器など、日常生活で使用できる作品があるのも惹かれます。キノコの様にポップで可愛らしい作品もあれば、渋みの ある作品もあり、作者の奥行きのある性質が現れているように思えます。

作家略歴

Kurumi Conley

1971年生まれ 東京、仙台、京都で育つ。
1994年 女子美術大学工芸科ガラス専攻卒業 卒業制作賞
日本現代ガラス展 石川県能登島ガラス美術館
町田市立国際版画美術館
1995年 オレゴン州ポートランド市に移住
1996年 自宅にガラス工房を設置

制作過程

材料は地元ポートランド市にあるガラス板工場で製造される様々な色板ガラスです。

これを切って組み合せ、電気炉で溶かし、陶器の型などで成形します。

残ったガラス板の端切れは砕いて粉ガラスにしたり、溶かして糸のように引き延ばして利用するので捨てる材料は全くありません。作品に見られる細い線や渦巻き棒の模様、粉粒色ガラスを配合して作る微妙な色合いはこうした再利用過程から生まれました。

工房の電力は1999年よりブルースカイプログラムによって供給されています。

ブルースカイプログラム Blue Sky Programは ソーラー、風力発電等 再生可能な資源を利用した電力供給を支援するプログラムです。

加入すると電力会社が再生可能な資源を利用した電力を買い取る率が上がり、地域に供給される再生資源電力率が上がります。

私の住んでいるオレゴンでは Pacific Power(太平洋電力)で選べるようになっています。

ホームページ(英文) http://www.kurumiconley.com/
ブログ(日本語) http://kurumiconley.jugem.jp/

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Photo by Tonami Shuhei

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Photo by Tonami Shuhei