robann | PULL + PUSH PRODUCTS.

3ミリのスリットと11ミリx11ミリの升目 robann シリーズ

PULL + PUSH PRODUCTS. がとうとう木工に手を伸ばしました。

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このシリーズは、デザインを佐藤延弘さんが手がけ、木工の加工については、岡山県津山市でオーダー家具の制作を行っているヨネモノという工房で行われています。京都の大学からのお知り合いだそうです。

材質は無垢のナラを使っています。

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この美しいフォルム、見ているだけで背筋が伸びます。

これは何かというと「御札立て」、もしくは「御神札立て」です。一年の商売繁盛や、家内安全・無病息災などを祈るお札を立てる壁掛けの台座ですが、これが出来たきっかけは京都のショップ comado で商売繁盛のお札を壁に両面テープに貼っていたところ、「万一剥がれて落ちたら、とても縁起が悪いのでお札立てを置きなさい」と近所の方に言われたのがきっかけだそうです。その後、お札立てを探してみるものの、お店に似合うものが見つからず、自らデザインして、知り合いの木工作家に依頼し制作したのが robann  ofudatateです。

現在、唯一 robann シリーズで販売しているプロダクツとなります。

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robann ofudatate

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robann hako

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手前のように、蓋が開いていないと、閉じていると蓋には見えないので、単なる置物のキューブのようです。ちょっとした、小物や大切なものを入れて置くと幸せな気分になれますね。また、贈り物を中に入れて、渡したとき、受け取った人が、「んっ?」という顔するのが思い浮かびます。

今回の展示では、robann hako は試作段階のものです。よく見ると、それぞれの箱は違った加工で作られています。

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robann bench

ちょっと、背の低いベンチですが、これも京都 comado ショップで使用されているベンチで、元々コンクリートで段差があるところに、腰かけるために作ったベンチだそうです。

これだけ大きなものになると、11ミリx11ミリの升目に迫力が出てきます。

かなりのスパンがありますが、大人が座っても問題のない強度があります。とは言え、体重をかけるには勇気がいります。

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この robann bench のすごいところは、裏側まで升目が加工してあります。裏側はツルツルなんだろう、という想像を簡単に裏切ってくれます。

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PULL + PUSH PRODUCTS. の出す木の製品、robann シリーズ、今後の展開がとても気になります。